ついに憧れのカナダのウイスラー&ブラッコムでスキーを楽しんできた。
ウイスラーは北米最大のゲレンデで2010年冬季オリンピックの開催地となるばかりでなく、
国際的なスキーリゾートとして認知されていて、日本のスキー雑誌『ブルーガイドスキー』で
「一番行きたい海外のスキー場」として過去12年間表彰されている。
スキーヤーなら誰でも一度は滑ってみたいという憧れのゲレンデ。
スキーヤーやスノーボーダーにとってはパラダイス。

ウィスラー山とブラッコム山が隣り合い、 ウイスラー、ブラッコムともにゴンドラ・リフトを
乗り継ぎ頂上へ上がって行くと氷河のコースがある。
世界でも有数の標高差、実に1800m、12のボール(すり鉢状になったゲレンデ)と3つの氷河、
合計200以上のコースバリエーションを誇るスノーリゾートで年齢にこだわることなく、
どのレベルの スキーヤーにとっても無限の楽しみが待っている。
すべてのコースが長く(最長滑走距離11キロ)7000エーカー(っても分からないよね〜とにかく広大)、
日本最大のゲレンデの8倍 滑っても滑ってもとても全部は滑れない。

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日本のように樹木を切り倒して整備してゲレンデにしているのではなく
すべて自然のままに、大自然がそのままゲレンデになっている
全部がゲレンデなので岩が出ている所以外はどこを滑ってもいいし、規制もない。


  セブンヘブン

雲に向かって

   ウイスラー山

ブラッコム山頂

オリンピックのモニュメント 


  



それに春スキーなのに積雪は2m以上あって雪質は最高。
リフトが混雑していてもゲレンデは貸切状態で人が少ない。
日本と違って圧倒的にスキーヤーが多いこととボーダーのマナーが良くてゲレンデ真中で
日本のように座り込んでいる人は殆ど見かけなかった。

4/1   成田空港発 18:20 JL-018   バンクーバー着 午前10:05 
   日本から飛行機で9時間。バンクーバーはちょうど春爛漫 桜、コブシ、モクレンが満開
とても美しい街。 そこからバスで2時間でウイスラービレッジに到着。14:30

   時差は7時間さかのぼるので日本では今日は4/2になる
   ホテルはゴンドラ乗り場に近い ウイスラービレッジ・イン
 部屋はキッチンからオーブン、食洗器など一式着いたコンドミニアムスタイルで長期滞在型。
   夜はビレッジの中の日本人の経営している『奄美』というお店で中華で夕食。
明日からの6日間怪我をしないで元気良く滑ろう!って乾杯


4/2  ホテル前 8:50集合 今日からこちらはサマータイムなので時間を1時間早める。
   今日はブラッコム(2284m)で滑る。お天気も良し気持ちがはやる。
   ゴンドラとリフトを乗り継いでブラッコムの山頂へ 
   ビレッジではマイナス1℃なのに山頂では −9℃ 積雪 298センチと出ている。

   あまりのスケールの大きな素晴らしい景色の広がりに感激屋の私は嬉しさと期待感で
   ワクワクとした気持ちで心臓がドキドキしちゃって涙がこみ上げてきた。
   この胸の高なりがいつまでも収まらないので大きな深呼吸を何度もして落ち着かせた。^_^;
   雪のコンディションもいいし、大自然の中へ溶け込んでいくという開放感で心が満たされていた。
大自然に囲まれてのびのび滑る快感は日本では決して味わえないものばかり。

   3つある氷河のうちの一つ、ホーストグレイシャーと呼ばれる氷河を滑った。
   ここは立ち入り禁止のロープも無く林の中や崖プチも自由に滑れる。 但し自己責任で!
ストックを着くと氷河のアイスブルーの色が見える。とてもきれい
   リフトに乗りながら森林限界がみられるなんて・・・何だか不思議。

初日の昼食は山頂のレストランでこの店にしかないと言うタコサラダを注文する。
カラッと揚げた薄いパンを器にしてその中にご飯と野菜サラダが
たっぷりと入っていて味は少し辛いけどおいしい。量が多くてとても全部は食べきれない。
       夕食はビレッジの中の「TEPPAN ビレッジ」でアルバータ牛を食した。
   シェフが鉄板の前で色々なパフォーマンスをしてサービスをするのが売りのようであった。


ウイスラービレッジ・イン

ブラッコムのゲレンデ

   Black Task(黒い爪) 

タコサラダ


4/3  今日はウイスラー(2182m) リフト券は両山共通で、
一番下のリフトで1回だけチェックを受ければいい。
   やはり今日もあまりの素晴らしい景色に胸の動悸がしてくる
   リフトが長くてびっくりしてしまう。  山頂 −5℃ 積雪 326センチ
     2010年のオリンピックで女子滑降のダウンヒルとスーパーG の競技が
行われるオリンピックコースを滑る。

   選手たちはここを100キロ位のスピードだけど私は何とか
コワゴワ滑り降りてきたと言うのが本音。
   この同じコースを私も滑ったのよ〜って4年後にオリンピックを見るのが今から楽しみ!。(*^_^*)
   夜はイタリアンのお店に入ってみんなで9種類のパスタやスパゲッティを取り
少しづつ分けて食べた。ベース味がトマトでどれもみんな同じ味がする(~_~)
   10時頃まで明るいので帰りはブラブラとウインドショッピングしながら
にぎやかなビレッジの中を歩いて帰る。


4/4  今日はブラッコム 山頂−3℃
 豊富な雪と山を知り尽くしているガイドの案内で多彩なコースは飽きることがない。
   今日は一番のメイン ブラッコム氷河にて深雪を滑る。
 初めて乗るTバーと言われるリフトを降りて
    グレーシャーへ行く為には大きな急坂を一つ登らなければならない。
板をかついでブーツで深雪の中を歩くのは中々大変。
ガイドが心配して途中から私の板を担いでくれたのでとても助かった。
遅いので弱そうに見えたのかも^_^;

    この氷河がとっても手ごわくて深い雪で板は見えなくなって
足元は取られてしまって2回も転んでしまった。転んでも何も痛くなくて楽しい感じ。
景色が素晴らしくて一日中この景色を眺めていたいと思ったほど。


ウイスラアー山のピーク 

ブラッコムグレーシャー
スタート地点

   ブラッコムグレーシャー
(氷河)

ブラッコム氷河


     午後からは今回のツアー会社主催のスラローム申告制タイムレースに参加。
   速い遅いでなく最初に自分が何秒でゴールできるか推測して申告する。
 実際にかかった時間との差がないほどいいのでお遊び感覚で出場する。
初めてのコースだしどの位で滑れるのか考えるのが難しい。

2人ずつのスタート,15の旗門 40人ぐらい参加したが結構盛り上がる。
  志賀高原のスラロームのときは26秒 あれより距離はあるし、斜度もきつい
38秒くらいかなって申告した。でも途中ポールに触ってしまって42秒でゴール
 その差は4秒 優勝者は0.01くらい 申告どおりですごい!
 40人の参加者で私達の仲間から優勝と2位が二人も入賞できて うれしかった。

3:30頃終了してビレッジまで滑り降りてきて解散だけどゲレンデ前の
オープンテラスでビールで乾杯する。(*^_^*)
        これがなくっちゃ春スキーじゃない・・・と毎日おいしく頂いてしまう(*^_^*)
    このお店には「Edamame」がメニューにある。塩でなくコショウがふってあり
スパイシーでビールのおつまみに結構おいしい。

 

ウイスラー

申告制タイムレースに参加

   ブラックタスクを背景に

ビールで乾杯


4/5   今日はいつもより1時間30分早い7:15に集合して
ウイスラー山頂で朝食を頂く“フレッシュトラック”
サマータイムだから本当は6時頃だけどかなり明るくて、リフトの途中で
    ブラッコムの山から朝日が上がるのを見て山も朝焼けでとてもきれいだった。

    頂上でマイナス3℃ 積雪 290センチ 快晴で360度 どこを見ても最高の景色
    ベジタブルスープとパン ヨーグルト コーヒーなどを頂き、朝食後滑りに行く。

フレッシュトラックと言うのはウィスラーマウンテンに最初のシュプールを描くように特別に
早朝のゴンドラ乗車が許可され、 ゴンドラを降りると
近くのラウンドハウス・ロッジに温かい朝食が用意されている。
新雪に最初のシュプールを自由に描く楽しみ、 すがすがしい感覚を
満喫して欲しいと言う趣旨らしい。だからこの魔法のような体験を
楽しみたいのだが朝早くて寒さでゲレンデは凍っているしガリガリで
滑る音がザーザーとすごいのでそれほど楽しめない(~_~)。怖いのでゆっくりと滑る。




  

ニンテンドウ・スノーパーク
ジャンプ台


今日は11時に上がって一旦ホテルに戻り,午後から犬ぞり体験のツアーに出かける。
ウイスラービレッジからバスで北上すること40分 基地に着く。
8頭立ての犬ぞりに乗り込みリーダー犬 “ロミオ”を先頭に
雪上を“ロミオ!ゴーゴー”の掛け声と共にアラスカハスキー犬に
連れられて大雪原への冒険に出発!
 勢い良く走る犬の蹴り出す雪が顔に飛んでくる ゴーグルを掛けていてよかった
 犬達は走ることに全身で喜びを表している
      景色の良い所で止まると犬たちは雪を食べ始める 
    河沿いに7〜8キロ走りUターン 犬にご褒美のビスケットをあげる


4/6  今日のウイスラー 気温 −4℃ 積雪 285cm
 本日も晴天 青空の下 楽しく滑る。
    朝は軽く足慣らしと行きたいところだけど、一つ一つのコースが長いこと、長いこと。
 
  今日は楽しいお遊びで世界でも屈指のスノボーの天国 
「ニンテンドウ・ボードパーク」 に入る。コース規制は一切ナシ。
世界大会も開催されるビッグなハーフパイプやクオーターパイプなど
ボードパークが常設され、さすがにスノーボードの本場といった感じ。
ジャンプなどのまね事をして遊ぶ。

    今日のランチは「クリスタルハット」で ブロッコリーのスープと名物・ワッフル 
ワッフルは 大きくて一人ではとても食べきれない。甘くてすごくおいしい
お天気が良くて暖かいので外のテラスで頂く。
なんていう名前か分からない野鳥が一羽やって来て
慣れていて手のひらからワッフルのかけらをつまんでいく。


犬ぞり体験

喜んで走る犬たち

   クリスタルハットの店内

慣れている小鳥


4/7   今日はウィスラー発祥のコース クリークサイドを滑る、
クリークサイドはウィスラーのもう一方の麓に展開する街で、リゾート地ウィスラーはここから始まった。
山頂からこのベースまで降りるコースは最長コースで7マイル(11.27 キロ)と聞いた。
私達は山頂の途中からで変化に富むコースで楽しかったけれどさすがに長くて疲れてしまった。
ゴンドラの麓のダスティーズで、コーヒーを飲んでゆっくりと疲れをとる。
エスプレッソ、手作りのブルーベリーパイ、シチューはもちろんのこと、
有名なダスティーズオリジナルのビーフサンドイッチなんかがあった。

一休みしたあと、ゴンドラに乗り、始めてのコースリフトを乗り継ぎ山頂に戻る。
レストランでワインを頂きながら、サーモンランチの昼食、デザートはチョコレートパフェ
サーモンや野菜の味付けはメープルシロップだと聞いてびっくりしたけど
口当たりがチョット甘いかなって感じる位でなかなかおいしかった。


すごい斜面 

ダスティーズのお店

   ウイスラーのレストラン

サーモンランチ


夜は昼間はインストラクターをやり日本語が堪能なカナダ二世のトムの店で寿司定食。
豚汁が付いた久しぶりのお寿司はおいしかった。 
このウイスラースキー場に世界中からスキーヤーが来るにはそれだけの訳がある。
ここの魅力に取り付かれ住み着いてしまった人もたくさんいるらしい。
スキー場のレストラン等ではワーキング・ホリデーのビザで働く日本や
外国から来た若者を何人か見た。トムもそんな一人らしい

4/8   6:00 起床 夕べのうちにパッキングを終えた荷物を持ってチェックアウト
 朝食後バスで素晴らしいカナダの景色を車窓から眺めながらバンクーバー空港に向かう
桜が満開で日本で見られなかった分十分楽しめた。シャクナゲ、木蓮も満開の大樹でびっくり!
途中トイレ休憩で止まった街の湿原の中に日本では見られない
珍しい黄色いミズバショウの花も見つけて嬉しかった。

絶好のお天気と絶妙の雪コンディション パウダースノーのフカフカの深雪を滑ったこと 
オリンピックコースを走破したこと。  晴天の中のブラッコム氷河を滑れたこと 
世界屈指のスーパースノーパークでのジャンプ(?)
たくさんの思い出をいっぱい作って 6日間滑りっぱなしなのに
筋肉痛にもならずに無事に帰ってきたこと。嬉しかった 楽しかったスキーツアーでした。


コースを知り尽くしている
ゲレンデガイド

さよなら!
ウイスラー・ビレッジ 

   桜が満開

黄色いミズバショウ
(yellow skunk cabbage)



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