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2006/08/04(金) 北海道へ出発

2006.8.4 静岡6:15〜羽田9:15 フライト11:30〜新千歳空港13:00着
2:00〜バスでトムラウシ温泉まで走る。
まっすぐな道路がどこまでも続き低い標高で白樺の木が出てくると北海道へ来たなと感じる。
両側の畑にはアスパラ、蕎麦、人参、小豆、ビート、などが延々と続く。
途中土砂降りの大雨になり明日のトムラウシが心配になるがまもなく晴れて大きな虹が
空にかかりホッとする。財政が破綻したという夕張市はメロンのハウスがたくさん並んでいた。

休憩したメロンの里で一切れ300円の甘い夕張メロンを食べる。
今夜の宿泊の国民宿舎の東大雪荘はトムラウシの登山口付近にある。6:30到着
食事も北海道らしく最高で温泉も露天風呂もある秘湯で
ゆっくりと浸かり明日のために早く休む。



国民宿舎の東大雪荘


2006/08/05(土) トムラウシ登頂 2141m

トムラウシは登山をやっている人にとっては憧れの山 
いつかは登ってみたいと前々から思い焦がれていた山だった。
午前3:30集合 登山口4:15〜カムイ天上〜コマドリ沢出合い〜前トム平〜
トムラウシ公園〜トムラウシ山頂11:10
下山11:45〜登山口17:15 休みも入れて往復13時間。
登ったり下ったりで歩程は長大だが特別に危険な箇所はないので、とにかく、じっくり登る。

景色は雄大でこんなおおらかな風景は内地では決して求められないもの。
高山植物も多くチングルマ、エゾコザクラ、コケモモ、エゾノツガザクラ、チシマツガザクラ 
エゾキンバイ イチヨウランなどが咲き乱れている中を歩くのは最高。
でもいつものような個人山行ではないのでみんなに迷惑のかからないようにと写真に
撮っている時間はまるでない。休憩のときに付近のものを急いで撮るくらい。これが少し不満^_^;

でもナキウサギやエゾシマリスがチョコチョコと出てきて歓迎してくれてホッと心和むひと時も味わえた。
トムラウシの山頂に立ったときはすごい感動でよくここまでこれたなと自分の足をほめてやりたい感じだった。
景色を眺めながら涙があふれ出てきた。

新得オソウシ温泉 鹿の湯荘一泊PH11のぬるぬるとするすごいいい源泉で疲れを取る。
山の奥で本当に道路に鹿が出迎えてくれた鹿の湯荘だった。


  ナキウサギ


2141m トムラウシやま


2006/08/06(日) 富良野・美瑛の観光
 
 今日はオフの日で明日登る十勝岳温泉までの移動と富良野・美瑛の観光の日
 きのう下山してから泊まった新得のオソウシ温泉、
 鹿の湯荘のPH11.0の源泉が効いたのかきのうの足の疲れもとれた感じ。
 のんびりとゆったりと観光で一日過ごす。
 さだまさしの北の国からのBGMの流れる街でラベンダーのお花を見たり美瑛のケンメリのポプラや
 セブンスターの木などを見学したりジンギスカンの昼食で又明日の英気を養う。
 十勝岳温泉 カミホロ荘一泊
 


富良野のラベンダー

2006/08/07(月)  十勝岳登頂 2077m
 
 出発前 旅館の前へキタキツネが出てきてお見送りをしてくれた。
  5:20 白金温泉、望岳台から十勝連峰を見ながら登る。
避難小屋まで1時間15分 すり鉢火口まで1時間25分 山頂へ9:05
 あちこちに噴煙が上がり硫黄の匂いがきつく、十勝岳は生きている火山という強い印象を受ける。
 イワブクロ、シラタマノキ、リンドウ、イワベンケイが強風の中可憐に咲いている。
 頂上は風も強く寒くガスもかかり展望もよくなかったのですぐに戻り、
 すり鉢火口でゆっくり休憩をとり12:00には下山バスで天人峡温泉まで行く。
 
旅館のチェックインに早いので時間まで羽衣の滝遊歩道を歩き羽衣の滝、敷島の滝を見に行く。
 私は足が疲れていて又山を15分も登って敷島の滝を見に行くなんてとてもできないと
パスしたけれど 大多数の人が行って強いなと思った。
明日もまた大雪山があるからと待っていた。ここの温泉が又良かった。
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  メアカンキンバイ


十勝岳の火口

2006/08/08(火) 大雪山 旭岳登頂 2290m

北海道の最高地点にふさわしくスックとそびえたつ旭岳は美しく気高い。
今回の山で一番歩程が短く標高差も690mなので気分的に楽な感じ
。花が多いので楽しみながら歩ける。午前6:00出発のロープウエーに乗って
姿見駅(1600m)まで30分。そこから姿見の池まで20分。
ここがお花畑 ありとあらゆる高山植物が咲き乱れていて嬉しい。
心も軽く歩く。チングルマの群生で真っ白に見える。ここがすでに5合目であと
7,8,9合目、 山頂となる。お天気もよく眺望もよく楽しい登山だった。
山頂で1時間ぐらい休憩があってゆっくりのんびり出来ていつまでも下りたくない気分だった。
最初予定していた裾合平へは明日の羊蹄山登山の為のニセコまでの移動の為
時間の関係で割愛され残念だった。

2時には下りてきて今夜の宿ニセコのひらふ亭までバスはひた走る。
明日登る羊蹄山が大きく見えて嬉しかった。この山は今度の山で一番手ごわい。
待っていてね。明日は頑張って登るから・・・と心の中でつぶやいた。
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  大雪山 旭岳

2006/08/09(水) 羊蹄山登頂 1893m

標高差1663m この標高差を見ただけでいかに大変かがわかる。
ただただ登り一本 蝦夷富士と呼ばれているだけあって富士山にそっくり。
この山は水場がないのでペットボトル3本1.5Lと他にウイダーなどしっかりと水の用意をした。
倶知安(比羅夫コース) 登山口5:20〜最初は足ならしに格好の緩やかな針葉樹林帯だが
それもつかの間で急坂のつづら折となり2合目までの道の長いこと長いこと。
ようやく着いた2合目付近から振り返ると、ニセコ山がが綺麗に見え、
眼下には、北海道らしい広大な大地が広がっていた。
スキーでこのニセコに来たいなと思いつつ眺めた。

2合目から先は、急勾配の登山道へと変化し、汗も出てきて、息遣いも荒くなる。
でも大体1時間ごとぐらいの休憩で 3合目4合目と標識がでてくるのが
楽しみになってくるがなかなか登り甲斐がある。
木々のトンネルを抜けながら岩場のごつごつした9合目までたどり着く。
ここからはもう急な登りはないがお鉢を半周近く歩かなければならないので
山頂はまだまだ遥かに遠く1時間以上かかった。

この9合目の周辺は高山植物の群生地で天然記念物に指定されているとか。
その名に恥じずイワキキョウの紫 アキノキリンソウの黄色、チングルマの白
 エゾフウロの紫と色とりどりでまるで天国にでも来たみたいな美しさ。
この花が見られるからこうして苦しい苦しい登りを我慢してきたのだと思う。
本当に見事で見とれてしまう。でも写真は一枚も撮れなかった。
(休憩地点ではなかったので(T_T)残念)

羊蹄山の火口は、富士山と同じで巨大で迫力があった。
10:50 山頂へ立ったときはこの大きな羊蹄山を制覇したという、大きな達成感でいっぱいで
またもや涙ぐんでしまった。^_^; 帰りはまた火口一周4kmのお鉢めぐりをする。
父釜、母釜、子釜と3つのお釜があって落ちると吸い込まれそうな大迫力だった。
下山はよくもこんなに登ったかしらと思うくらいの長い長い下りなかなか登山口に着かない。
急坂でづるづる滑ったり足がくたくたになってしまった。
疲れた〜〜〜〜16:40 ここも休みを入れて11時間 疲れた〜〜〜〜

ひらふ亭へ連泊なので温泉に入ってゆっくり休む。本当に本当に大変だった。でも楽しかった(嘘)^_^;

羊蹄山で見た花

ユキバヒゴダイ ミヤマリンドウ オオバミゾホウヅキ クルマバソウ ツルアジサイ
 サマニヨモギ ハイオトギリ ナガバキタアザミ ウスユキトウヒレン
 カラフトイチヤクソウ オノエリンドウ コマクサ エゾフウロ アキノキリンソウ
 イワベンケイソウ イワギキョウ チングルマ 



 羊蹄山頂上


リンネ草

2006/08/10(木) 帰路へ

ニセコ温泉ひらふ亭で朝もゆっくり温泉に入り
バイキングのおいしい朝食もたっぷりといただいて出発。
洞爺湖、昭和新山でゆっくり観光して新千歳空港に向かう。
空港で昼食 釧路海鮮丼がすごくおいしかった。
おいしいものを食べると不思議に豊かな気持ちになってきのうあんなに歩いたのに
筋肉痛も特に無く疲れもなくなってしまったみたい。単純な私(~_~)
千歳空港14:00 羽田15:35 静岡自宅着 8:00 今回の4つの山の標高を合計すると
8401mにもなってエベレストにも手が届きそうだなと意味の無い足し算をして見る(^^♪





昭和新山

追記 今回山行記録はHPのダイアリーから起こし新たにギャラリーに追加したものだが
2006年にはパソコンのハードディスクの故障でバックアップしてなかった画像はすべて消失してしまった。
登りながら苦労して撮ったたくさんの花々、ケンメリの木やセブンスターの木、北海道の雄大な風景など
全部なくしてしまってとっても残念。かろうじてHPにアップしてあったものから画像を拾い出して作ったもの。
今後こういう失敗のないように画像のバックアップなどこまめにやっていこうと反省した。

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